SAITO Riko– Author –
SAITO Riko(齊藤理子)
幼い頃から絵が好き、漫画好き、デザイン好き。描く以外の選択肢で美術に携わる道を模索し、企画立案・運営・批評の世界があることを知る。現代美術に興味を持ち、同時代を生きる作家との交流を図る。といっても現代に限らず古典、遺跡、建築など広く浅くかじってしまう美術ヲタク。気になる展覧会や作家がいれば国内外問わずに出かけてしまう。
I have liked drawing since I was young, manga and design. I tried to find a way to be involved in art other than painting, and found that there were ways to be involved in planning, management and criticism. I am interested in modern art and try to interact with contemporary artists. I am an art otaku, however, it is not limited to modern art. I appreciate widely and shallowly in classical literature, remains, and architecture. If there is an exhibition or an artist that interests me, I go anywhere in and outside of Japan.
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現美新幹線に乗ってきました
現美新幹線が運行終了と聞きまして、行かねばならぬといそいそと乗ってきました。(2020年某月の乗車レポートです) 現美新幹線とは、車内に現代美術作品が置かれていて、鑑賞しながら走る、美術館という新幹線です。 新潟駅 - 越後湯沢駅間に往復乗車しま... -
「依頼主が誰であろうとも誠実に作ること」 佐々木額縁画材店・佐々木茂雄さん
福井県で「額縁をお願いするなら佐々木さん」と言われるほどの有名人。書道家、絵画や版画の美術作家など「額を必要とする」作品であればなんでも手がけています。私が美術作家さんの取材を重ねる中で必ずお名前が出てくる方なので「どんな方かしら」と気... -
「建築の内臓部に住む私。そこで記憶と都市を結び付ける作品を作る」美術家・前野みさとさん
創ることに前向きで、常に手を動かし作品づくりに励んでいる美術作家・前野みさとさん。福井に居ながらも20代、30代と絶えることなく東京・銀座の画廊で発表を続けています。 前野さんが「カプセルで生活してきました」と見せてくれた写真が素敵すぎ。あ... -
「目の前の事象を疑問に思い、思考を広げる」(3)-ダンサー・岩本亜樹さん
福井から海外へ。コンテンポラリーダンスの盛んなヨーロッパで踊るダンサーがいるよ、との情報を得てコンタクトを取りました。20代の岩本亜樹(いわもとあき)さんが、海外で何を思い何を考え、身体表現で実現したいことは何か、メールでやりとりを重ね伺... -
「目の前の事象を疑問に思い、思考を広げる」(2)-ダンサー・岩本亜樹さん
福井から海外へ。コンテンポラリーダンスの盛んなヨーロッパで踊るダンサーがいるよ、との情報を得てコンタクトを取りました。20代の岩本亜樹(いわもとあき)さんが、海外で何を思い何を考え、身体表現で実現したいことは何か、メールでやりとりを重ね伺... -
「目の前の事象を疑問に思い、思考を広げる」(1)-ダンサー・岩本亜樹さん
福井から海外へ。コンテンポラリーダンスの盛んなヨーロッパで踊るダンサーがいるよ、との情報を得てコンタクトを取りました。20代の岩本亜樹(いわもとあき)さんが、海外で何を思い何を考え、身体表現で実現したいことは何か、メールでやりとりを重ね伺... -
「時代を問う切り口を持つ」-彫刻家・岩本宇司さん
木を素材にぐねぐね、まるまる、ゴツゴツとした大きな作品を作る彫刻家、岩本宇司(いわもとたかし)さん。街中の風景を切り取った写真や自身の身長より大きなドローイングを発表もしています。岩本さんの作品の変遷と、根底にある作る動機は何かを知りた... -
磯崎新さんが設計した住宅「中上邸」の公開イベントで、福井県勝山市へ
福井県勝山市には、磯崎新(いそざきあらた)さんが設計した住宅が2棟あります。その一棟である中上(なかがみ)邸が公開されると聞いてえちぜん鉄道に乗って行ってきました。 中上邸はコンクリート素材の丸い屋根が特徴的なお家です。磯崎さんは「立体に... -
永田美保子&増子幹展 -ステンドグラス- 線と色、ステンドグラスの新しいかたち
永田美保子さんと増子幹(ますこつよし)さん、ふたりのステンドグラス作家による展覧会がアートスペース北の荘で開催中だ。 ステンドグラスというと、欧州の教会やガラスのランプシェードを想起する人も多いだろう。展示されている作品はそういった一般的... -
【レビュー】コシノヒロコ展 COLORS-アートとファッションの世界-
服飾デザイナーという肩書を外し、ひとりの女性作家として発表しても良いのではないか、と思われるくらい、力のある作品展だった。 一階は、彼女が筆を持ちサッと絵付けを施した磁器や漆器の展示。眼鏡もあった。箱に色を塗って壁面に設置した作品群は、異... -
【レビュー】「歌川広重の世界」で東海道を旅してきた。
東海道五十三次、といえば永谷園の「お茶づけ海苔」である。お茶づけの袋をあけると入っていたカード。あのカードこそ、歌川広重の東海道五十三次の浮世絵だった。ある一定の年齢から上の方に話すと「ああ、あの絵を描いた人か」と気づいてくれる。広重も... -
平木コレクション「歌川広重の世界」~保永堂版東海道五十三次と江戸の四季展
福井市美術館(福井市下馬3)で現在、企画展「平木コレクション『歌川広重の世界』~保永堂版東海道五十三次と江戸の四季展」が行われている。 江戸時代後期に活躍した浮世絵画家・歌川広重をテーマに据える同展。公益財団法人平木浮世絵財団(東京都江東...