記事一覧
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邪気を払い、この店を見守るお面を手に入れて-cafe notesオーナー 箕輪俊宏さん
箕輪(みのわ)マスターにアート作品の取材のお話を向けると「僕はこれを取り上げてほしいな」と指をさした先にあったのが真っ黒なお面でした。まるで守り神のようなたたずまいのお面。「東北の釜神様なんですよ」とマスター。そこから「なぜこのお面がこ... -
10代で美的感覚を養いたいなら、美術作品を常に目にすること-福井県立鯖江高等学校「ギャラリー王山」
福井県立鯖江高等学校(福井県鯖江市)の生徒玄関を入った奥に広がる大きな空間。高い吹き抜けと中庭へ続く空間にいくつかの作品が飾られていて、思索的な場になっていました。ここは1998年6月にオープンし『ギャラリー王山』と名付けられた場所です。「そ... -
福井県立美術館で「戸田正寿展」開幕 「泣かせる」ペンギンなど足跡一堂に
福井県立美術館(福井市文京3)で7月15日、企画展「“創造する広告⇔アート⇔新しい光” 戸田正寿の世界」が始まった。 坂井市出身のアートディレクター・戸田正寿さんの足跡をたどる展覧会で、同館と福井テレビでつくる実行委員会が主催。同館1階の第1・第2展... -
「想い出のある絵、まるで見守られているよう」-十人十色 オーナー吉田真さん
-この絵はどのような経緯で手に入れられたのですか? 絵は僕の持ち物ではなくて、亡くなった母が購入した作品なんです。母は美術や映画が好きでいつもどこかに出かけていました。母から聞いた話だと、福井県で展覧会があったときにこの絵を見てひとめぼれ... -
「インスピレーションは自分で出すもの」-美術作家・三田村和男さん
毎年2月、西武福井店(福井市中央1)で新作を発表している、福井県越前市在住の美術作家・三田村和男さん。2023年には西武福井店での発表が20回目を迎えるとのこと。2022年の作品には、少しくすみと陰りのあるレトロモダンな色合いが見えました。三田村さ... -
福井・あわらで「小松宏誠展」開幕 次世代モビールアート、「森の夢」テーマに
福井県あわら市の「金津創作の森美術館」(あわら市宮谷)で4月16日、企画展「KOSEI KOMATSU EXHIBITION 光と影のモビール 森の夢」が始まった。 徳島県出身の美術家で、現在、武蔵野美術大(東京都小平市)建築学科特任准教授も務める小松宏誠さんの展覧... -
福井市美術館で「木梨憲武展」開幕 身近なテーマ、カラフルに150点
福井市美術館(下馬3)で4月9日、「木梨憲武展 TIMING」が始まった。 お笑いコンビ「とんねるず」メンバーで美術家としても活動する木梨憲武さんの展覧会で、同館と福井放送でつくる実行委員会が主催。2018(平成30)年に始まった全国美術館ツアーの一環で... -
福井駅西で展覧会「私たちは」 20代女性の感性、服と写真で伸びやかに表現
福井駅西のギャラリー「ART SITE 25」(福井市中央1)で3月20日・21日、展覧会「私たちは」が開かれる。 坂井市在住の岩田菜見さん(写真左)と、福井市在住の荒井里緒菜さん(写真右)による展覧会。この春に福井を離れ新天地での活動を始める2人の20代女... -
旧庁舎から新しい体育館へ。絵は場所を変えて生き続ける。-小野忠弘壁画
たまたま県営体育館へ入る機会があり、エントランスから体育館に入る通路に見覚えあるの壁画が。「...もしかして!あの子がここに...!」と胸熱の私。その壁画は、数年前に取り壊しが決まった旧坂井市三国庁舎(三国町役場)で見かけた作品でした。当時は... -
「大きな一枚の画布から、匂いを漂わせたい」-福井大学院生・福田裕理さん
かわいらしい、優しい、果物の絵。大きな画布に描かれた果物は、ふわっと浮遊感を漂わせています。しかしよく見ると垂れ下がる液体、本当に果物なのか、何なのかと疑いが。かわいいだけではない、何かを秘めている…と感じた私は、福井大学の3号棟の一室で... -
【報告】福井の建築を語ろう!トークツアー
12月12日、曇り空の福井らしいお天気と10度程度の気温の中、「サンデーモーニング 福井の建築を語ろうトークツアー ~福井市美術館・福井県立図書館編~」を開催しました。福井県内にある建築をめぐり、設計した建築家の考えを掘り下げ、建築への興味を共... -
「この壁画が物語るように、明るく、自由で、みんな仲良く、励まし助け合って、力いっぱい、楽しく生きていこう」-靉嘔『平和の楽園』
一度見たら忘れられない壁画がありました。「なぜここにあの人の作品が、しかも壁画!?」と思い調べてみると、学校の創立と理念に関わり、とても壮大な意義を持つ壁画だったのです。壁画は45年を経た今もその鮮やかさを失わず、学校の理念をビジュアル化し...