【レポート】かえっこバザール@海辺の子ども手仕事市

私たちは、2000年に美術家・藤浩志さん発案の「かえっこバザール」に参加して以来面白さに目覚め、地元で開催をしています。今回は、とても豊かなかえっこバザールをさせてもらいました。「海辺の子ども手仕事市」での様子を報告します。

ワタリグラススタジオの小学生メンズ発案で、ワークショップを自分たちで企画、そこにかえっこを加えてもらって開催しました。(2026年10月25日)

ガラス工房のお仕事場を空けてかえっこスペースを作ってもらって、大きな売場に恐縮の限り。越廼地区にはIW家というかえっこマスター一家がおりまして、ヘルプを頼み、強そうな名前のOG君が今回の店長です。

・雨だし、まったりやれるかなと思ったら、水を飲む暇もないくらい人が来ました
・小学生ガールたち、圧倒的パワーとおしゃべりで場を盛り上げ、かつセンスありすぎなチョイスで市場をかっさらう
・戦隊ものを手にして破顔の男子に「今日イチの笑顔やな」とその父も破顔
・こんなのあったの?というお宝的なおもちゃを毎回掘り出してくる小さなお客様
・「今はこれが足りないと思うのでこの仕事をします、なのでポイントくださいね」と自ら仕事を見つけてアピールするシゴデキ女子4年生
・親たちにあれこれすすめられるも全く見向きもせずガン無視でおもちゃ選びをはじめ、親たちを驚かせるおそらく4歳児
・出店者のマイマイ店の店長は、かえっこフィールドにいるので、スタッフ(母)にお客様が来るお時間ですよと呼ばれて戻る
・グルーガンを使いこなし、パーツをくっつけて新しいアクセサリーを作り市場に披露する店長の母
・「これがほしい」と全年代の心を掴むカエルの置物に対し、非売品と名札をつけてくれた小学生
・きれいな大物おもちゃを持参する家族が相次ぎ、感動ポイントが止まらない店長
・「パーツがない」という小さなお客様からのクレームに対し、探すものの見つからず代わりに戦隊の動かし方をレクチャーしてお客様の満足度を勝ち取った店長
・地べたにおもちゃを放ったらかしにするお客様男性に、やんわり注意するも聞き入れられず、サングラスをかけたガタイのよいガードマン(同級生)を連れてきて注意する店長
・最後のミーティングで「思ったよりおもちゃが売れなかった(減らなかった)」と反省を述べる店長。(いえいえとっても売れましたよ!)

かえっこされそうだなあと思う小さくて状態のいいものを査定台でアピール


おとなから与えられたものではなくて、3歳児でも自分で選ぶ、自分で考えるというのがかえっこのいいところ。
子どもを子ども扱いせず、お店の人とお客様という関係性で年齢を越えて遊べるというのもいいのかもしれません。
黒子の私たちも、心は10代(無理がある)になります。

自分たちが働きながらも、場を作って楽しんで、なんといってもお互いを思いやって助け合いながら仕事をしていて、参加していた私はもう涙目でしたよ。小学生たちは、車におもちゃを詰め込むところまですべてお手伝いをしてくれました。感謝しかありません。子どもたちの「やりたい」を形にして一緒に楽しんでくれるワタリグラススタジオさんと出展者の皆さんにも大感謝。

かえっこバザールは2000年に初参加をしてから25年以上、ワタリグラススタジオさんのイベントには10年くらいの参加だと思います。かえっこに参加してくれた子どもたちが、大きくなってもまた戻って来て手伝ってくれるのがうれしいです。

そっとお手伝いくださった見守り上手なお母さん、お父さんたち、ありがとうございました。終わった後のBBQも最高でした。

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この記事を書いた人

SAITO Riko(齊藤理子)

幼い頃から絵が好き、漫画好き、デザイン好き。描く以外の選択肢で美術に携わる道を模索し、企画立案・運営・批評の世界があることを知る。現代美術に興味を持ち、同時代を生きる作家との交流を図る。といっても現代に限らず古典、遺跡、建築など広く浅くかじってしまう美術ヲタク。気になる展覧会や作家がいれば国内外問わずに出かけてしまう。

アート関連の発信はFacebook個人、Instagram個人にてバシバシ行っております@cowbellriko


I have liked drawing since I was young, manga and design. I tried to find a way to be involved in art other than painting, and found that there were ways to be involved in planning, management and criticism. I am interested in modern art and try to interact with contemporary artists. I am an art otaku, however, it is not limited to modern art. I appreciate widely and shallowly in classical literature, remains, and architecture. If there is an exhibition or an artist that interests me, I go anywhere in and outside of Japan.