SAITO Riko– Author –
SAITO Riko(齊藤理子)
幼い頃から絵が好き、漫画好き、デザイン好き。描く以外の選択肢で美術に携わる道を模索し、企画立案・運営・批評の世界があることを知る。現代美術に興味を持ち、同時代を生きる作家との交流を図る。といっても現代に限らず古典、遺跡、建築など広く浅くかじってしまう美術ヲタク。気になる展覧会や作家がいれば国内外問わずに出かけてしまう。
I have liked drawing since I was young, manga and design. I tried to find a way to be involved in art other than painting, and found that there were ways to be involved in planning, management and criticism. I am interested in modern art and try to interact with contemporary artists. I am an art otaku, however, it is not limited to modern art. I appreciate widely and shallowly in classical literature, remains, and architecture. If there is an exhibition or an artist that interests me, I go anywhere in and outside of Japan.
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【開催報告】『サンデーアフタヌーン 福井の建築を語ろうトークツアー -小倉金物編-』
2023年2月12日、『福井の建築を語ろうトークツアー』の3回目を福井県福井市の小倉金物で開催しました。 告知してすぐ「気になってた!」「入ってみたかった!」という声が多く寄せられた「小倉金物編」です。何よりも芸専スタッフがかねて「見たい入... -
『BJ12 美術準備室展「境界」』1月8日作家トークのまとめ
BJ12。美術準備室。福井県内にある学校の美術の先生が2年ごとに開く展覧会です。「12」ということは24年経ったということかしら。 2023年1月8日(日)。この日は出展作家のトークがあるということで聴講に行ってきました。トークの内容を私なりにまとめて... -
【開催報告】『サンデー 福井の建築を語ろうトークツアー -メトロ会館編-』
2022年10月9日、『福井の建築を語ろうトークツアー』の2回目を福井県福井市のメトロ会館で開催しました。 会館があるのは福井市の繁華街「片町」。館内にある映画館『メトロ劇場』とともにメトロ会館を巡る建築ツアーです。 ロビーには、50年... -
2022年訪れた展覧会リスト
リポートが追い付いておりませんが、「こうだった」「ああだった」と語り合いたいです。 ▼12月 ●ヨシタケシンスケ展かもしれない@松坂屋美術館https://yoshitake-ten.exhibit.jp/ ●「Fermentation Tourism Hokuriku~ 発酵から辿る北陸、海の道」展@金... -
道行く人が振り向く照明ディスプレイ。その影にあるフォトストーリー-大村でんき・大村翔一さん
JR福井駅前を歩いていると、高架近くにある電器店のディスプレイが気になりました。 近づいてみると、フランク・ロイド・ライトやアルネ・ヤコブセンがデザインした照明が置かれていて、その合間にはバウハウスのポスター、外国の街並みを写したモノクロ写... -
「お客さまはこの絵と一夜を過ごすのです。昼よりも夜の雰囲気に似合う絵を選びました」-城町アネックス社長・新海康介さん
人づてに「城町アネックスさんにいい絵が入ったらしいよ」と聞き、さっそく連絡をしました。城町アネックスは福井県庁近く、お堀のそばに立つ地元福井のホテル。取材当日、さわやかな印象でさっそうと登場した新海康介社長に、「絵とホテルとの関係」につ... -
邪気を払い、この店を見守るお面を手に入れて-cafe notesオーナー 箕輪俊宏さん
箕輪(みのわ)マスターにアート作品の取材のお話を向けると「僕はこれを取り上げてほしいな」と指をさした先にあったのが真っ黒なお面でした。まるで守り神のようなたたずまいのお面。「東北の釜神様なんですよ」とマスター。そこから「なぜこのお面がこ... -
10代で美的感覚を養いたいなら、美術作品を常に目にすること-福井県立鯖江高等学校「ギャラリー王山」
福井県立鯖江高等学校(福井県鯖江市)の生徒玄関を入った奥に広がる大きな空間。高い吹き抜けと中庭へ続く空間にいくつかの作品が飾られていて、思索的な場になっていました。ここは1998年6月にオープンし『ギャラリー王山』と名付けられた場所です。「そ... -
「想い出のある絵、まるで見守られているよう」-十人十色 オーナー吉田真さん
-この絵はどのような経緯で手に入れられたのですか? 絵は僕の持ち物ではなくて、亡くなった母が購入した作品なんです。母は美術や映画が好きでいつもどこかに出かけていました。母から聞いた話だと、福井県で展覧会があったときにこの絵を見てひとめぼれ... -
「インスピレーションは自分で出すもの」-美術作家・三田村和男さん
毎年2月、西武福井店(福井市中央1)で新作を発表している、福井県越前市在住の美術作家・三田村和男さん。2023年には西武福井店での発表が20回目を迎えるとのこと。2022年の作品には、少しくすみと陰りのあるレトロモダンな色合いが見えました。三田村さ... -
旧庁舎から新しい体育館へ。絵は場所を変えて生き続ける。-小野忠弘壁画
たまたま県営体育館へ入る機会があり、エントランスから体育館に入る通路に見覚えあるの壁画が。「...もしかして!あの子がここに...!」と胸熱の私。その壁画は、数年前に取り壊しが決まった旧坂井市三国庁舎(三国町役場)で見かけた作品でした。当時は... -
「大きな一枚の画布から、匂いを漂わせたい」-福井大学院生・福田裕理さん
かわいらしい、優しい、果物の絵。大きな画布に描かれた果物は、ふわっと浮遊感を漂わせています。しかしよく見ると垂れ下がる液体、本当に果物なのか、何なのかと疑いが。かわいいだけではない、何かを秘めている…と感じた私は、福井大学の3号棟の一室で...