DeathLAB、カタカナで書くと、デスラボ、死を研究する研究所ですって。
本展のホームページで紹介を読んでも「何を言っているんだ…」となりそうなので、かなり意訳してかいつまんで要約しますと
- ニューヨーク、パリ、東京、大都市の中に死が身近にないね
- こんな大都市で、災害が起こって、たくさんの人が死んで、ご遺体が出ても、どうしようもできないね(火葬、土葬もできない)
- お墓を建てる土地もないし、お金もないね
家族葬のような小規模葬が一般的になり、都会では葬儀をビルの一室で行うなど、葬儀のありかたそのものが変わってきた日本。日本だけの話かなと思っていたら世界的な問題になっていました。
冒頭のデスラボが立ち上がるきっかけは、アメリカ同時多発テロ(9.11)です。この時、大都市のど真ん中で3000人が亡くなりました。ご遺体を置いておく場所もないしお墓も作れない。宗教も違えば弔い方も違う。それにしてもこんなにたくさんのご遺体が…どうしたらいいだろうか、と埋葬を巡る議論が起こったそうです。
「死を街で意識させられる?」
「生と死は循環できる?」
「死を想う場所でありながら同時に公共施設、インフラにすることってできる?」
期間:2018年7月7日(土) 〜2019年3月24日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:金沢21世紀美術館 デザインギャラリー
http://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1763