ワークショップ「手描きアニメーションを作ろう」開催レポート

福井市にある多目的スペース『田原町ミューズ』で2019年9月23日、芸術専門楽群主催のワークショップ「スマホをかまえて親子で体験! 手描きアニメーションを作ろう」を行いました。

同時期に放送中のNHK連続テレビ小説『なつぞら』がアニメーターの物語ということもあってか、「『なつぞら』を見てる」という子どもたちなど、6家族9人(子どもは小1~中1)が参加してくださいました。

当日は台風17号が北陸付近を通過するという予報で気をもみましたが、開始予定時刻の9時30分にはほぼ全員が会場に到着。主催者あいさつの後、講師である齊藤はるかさん(福井大学大学院 教育学研究科 学校教育専攻〔美術〕)の自己紹介、参加者一人一人の自己紹介を経て、アニメーションの基礎講座へと進みます。

基礎講座では、2枚の絵でつくるパラパラ漫画、パラパラ漫画冊子、おどろき板、ゾートロープを見せながらアニメーションの原理を解説。子どもたちはおどろき板やゾートロープをくるくる回しながら、「静止画に命を吹き込む」という体験に感心の声を上げていました。

原理が分かったところでいよいよ制作。今回は手描きアニメーションのワークショップということで、原画作成を助けてくれるライトテーブルを自作することにしました。LEDライトやアルミホイルなどの市販品を組み合わせ、自分だけのライトテーブルを作ります。

出来上がったライトテーブルにA5判の紙を乗せ、原画作成の作業です。基礎講座で見たパラパラ漫画などを思い出しながら、ライトテーブル上で原画を次々と透過しながら1コマずつ絵を描いていきます。

撮影は参加者各自が持参したスマートフォンで。スマホにアニメーション制作アプリをインストールし、市販のスマホ用スタンドでカメラ位置を固定しながら1コマずつ撮影作業を進めていきます。

撮影がひととおり終わったところで動画ファイル(MP4, MOV 形式)にエクスポートし、会場のプロジェクターに接続したノートPCに転送。まずは1作品、マイちゃんという女の子を主人公にした作品を全員で鑑賞します。

大画面で見る作品に、参加者から「すごい!」「かわいい!」の声が続々。これに刺激されたのか、ほかの子どもたちも昼食休憩を挟んで次々と作品を生み出していきました。ある子どもは1本の作品をじっくりと、ある子どもは短編の量産ラッシュと、さまざまなアプローチがあって興味深かったです。

外光がたっぷりさしこむ広々した空間で開催したワークショップ。大きなトラブルもなく無事終えることができました。

参加してくださったみなさん、講師の齊藤さん、田原町ミューズのスタッフさん、春山小学校の先生などチラシやポスターの配布・掲出に協力してくださったみなさん、報道・広報関係(福井テレビ、福井新聞、福井大学広報課)のみなさん、この場を借りてあらためて感謝申し上げます。

問い合わせの電話で「日程が合えば参加したかった」という声や、参加した方から「続編をやりたい」との声もいただいているので、近いうち第二弾を開催できればと思っています。

この記事を書いた人

MORIKAWA Tetsushi

MORIKAWA Tetsushi(森川徹志)

小学生の頃、親が定期購読していた『暮しの手帖』で雑誌作りの面白さに目覚める。アートに興味を持ったのは、20代の時に関わった情報誌の編集がきっかけ。時代や作家などを問わず幅広く鑑賞するタイプだが、なんとなくの傾向としてデカくて一瞬で「うわっすげえ!」と思える作品が好き。アイドルソングDJ・teckingとしても活動中。