或る場所のアート– tag –
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レポート
「建築、都市、地域、を学ぶ場にふさわしい絵」ー横町スタジオ管理人・三浦紋人さん
福井県大野市のまちなか。てくてく散歩していたら、ある作品を見つけました。鈎型の路地をくねくね曲がって進んだところにある、ガラス張りのお店の奥。近付いて見てみるとオーストラリア・シドニーにあるオペラハウスの版画です。「なぜここに?」と思っ... -
インタビュー
道行く人が振り向く照明ディスプレイ。その影にあるフォトストーリー-大村でんき・大村翔一さん
JR福井駅前を歩いていると、高架近くにある電器店のディスプレイが気になりました。 近づいてみると、フランク・ロイド・ライトやアルネ・ヤコブセンがデザインした照明が置かれていて、その合間にはバウハウスのポスター、外国の街並みを写したモノクロ写... -
インタビュー
「お客さまはこの絵と一夜を過ごすのです。昼よりも夜の雰囲気に似合う絵を選びました」-城町アネックス社長・新海康介さん
人づてに「城町アネックスさんにいい絵が入ったらしいよ」と聞き、さっそく連絡をしました。城町アネックスは福井県庁近く、お堀のそばに立つ地元福井のホテル。取材当日、さわやかな印象でさっそうと登場した新海康介社長に、「絵とホテルとの関係」につ... -
インタビュー
邪気を払い、この店を見守るお面を手に入れて-cafe notesオーナー 箕輪俊宏さん
箕輪(みのわ)マスターにアート作品の取材のお話を向けると「僕はこれを取り上げてほしいな」と指をさした先にあったのが真っ黒なお面でした。まるで守り神のようなたたずまいのお面。「東北の釜神様なんですよ」とマスター。そこから「なぜこのお面がこ... -
インタビュー
10代で美的感覚を養いたいなら、美術作品を常に目にすること-福井県立鯖江高等学校「ギャラリー王山」
福井県立鯖江高等学校(福井県鯖江市)の生徒玄関を入った奥に広がる大きな空間。高い吹き抜けと中庭へ続く空間にいくつかの作品が飾られていて、思索的な場になっていました。ここは1998年6月にオープンし『ギャラリー王山』と名付けられた場所です。「そ... -
インタビュー
「想い出のある絵、まるで見守られているよう」-十人十色 オーナー吉田真さん
-この絵はどのような経緯で手に入れられたのですか? 絵は僕の持ち物ではなくて、亡くなった母が購入した作品なんです。母は美術や映画が好きでいつもどこかに出かけていました。母から聞いた話だと、福井県で展覧会があったときにこの絵を見てひとめぼれ... -
インタビュー
「インスピレーションは自分で出すもの」-美術作家・三田村和男さん
毎年2月、西武福井店(福井市中央1)で新作を発表している、福井県越前市在住の美術作家・三田村和男さん。2023年には西武福井店での発表が20回目を迎えるとのこと。2022年の作品には、少しくすみと陰りのあるレトロモダンな色合いが見えました。三田村さ... -
インタビュー
旧庁舎から新しい体育館へ。絵は場所を変えて生き続ける。-小野忠弘壁画
たまたま県営体育館へ入る機会があり、エントランスから体育館に入る通路に見覚えあるの壁画が。「...もしかして!あの子がここに...!」と胸熱の私。その壁画は、数年前に取り壊しが決まった旧坂井市三国庁舎(三国町役場)で見かけた作品でした。当時は... -
展覧会
「大きな一枚の画布から、匂いを漂わせたい」-福井大学院生・福田裕理さん
かわいらしい、優しい、果物の絵。大きな画布に描かれた果物は、ふわっと浮遊感を漂わせています。しかしよく見ると垂れ下がる液体、本当に果物なのか、何なのかと疑いが。かわいいだけではない、何かを秘めている…と感じた私は、福井大学の3号棟の一室で... -
インタビュー
「この壁画が物語るように、明るく、自由で、みんな仲良く、励まし助け合って、力いっぱい、楽しく生きていこう」-靉嘔『平和の楽園』
一度見たら忘れられない壁画がありました。「なぜここにあの人の作品が、しかも壁画!?」と思い調べてみると、学校の創立と理念に関わり、とても壮大な意義を持つ壁画だったのです。壁画は45年を経た今もその鮮やかさを失わず、学校の理念をビジュアル化し... -
インタビュー
私が望んだのは「疑いようのないはっきりとした黒い線」。ステンドグラスの黒の縁を目にしたとき「これだ!」と気づいたんです。-作家・山橋さやかさん
私が山橋さやかさんの作品を初めて目にした時、切り絵という手法の前に、やわらかな線、にじむ色合い惹かれました。草花や自然風景が有機的な線でよみがえり、かわいらしさだけではなく、憂いやまどろみを感じました。適度な面積の白い空白は、息継ぎを与... -
インタビュー
店を出すときは「さやかさんにお願いしよう」と決めていました。-オーナー・北野勝己さん
鯖江のイタリアンレストラン「がった・ね~ら」さんの看板、切り絵だとご存じでしたか? 文字も猫もぜんぶ、切り絵なんです。作ったのは山橋(旧姓・辻)さやかさん。依頼の経緯についてオーナーの北野勝己さんにお話を伺いました。 -猫の看板がとても印...
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